競馬ソフトコレクション-伊藤式インサイダーオッズ投資法[展開編] for JRA-VAN Data Lab.

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あのインサイダーオッズ理論の魁、伊藤式が帰ってきました。

すでに伊藤式インサイダーオッズ投資法のユーザーだった方、伊藤氏の次の新作を待っていた方、すでに忘れていた方、様々な方がこのサイトを見ておられると思います。 中には、伊藤式なら・・・と即決でソフトを購入してくださる方もいるかもしれません。

でも、ちょっと待ってください！

購入する前にこのサイトの説明もそうですが、解説書を良く読んで、ソフトを試用して、納得してから購入してください。

私たちはこのソフトに相当な思い入れと心血を注いで開発してきました。作者にとっても納得のいく作品に仕上がった満足感があります。 しかし、衝動買いをして欲しいとは思っていません。

なぜなら・・・

私たちはこんなふうに考えているからなのです。

これだけのものを無料で公開したのは、伊藤式の理論を理解して、ソフトを試して、気に入っていただいた方だけ購入していただきたいと思ったからです。 なんだかわからないのになんとなく買ってしまったでは、私どもにとっても嬉しくはありません。

[Limited Edition](試用版)はこのページの下の方にダウンロードバナーがありますのでそちらより入手してください。 インストールすると内容の濃い解説書を読むことができます。どなた様も少しでも関心があれば読んでみていただければ私たちは歓迎致します。 理論をほとんど公開しておりますので、参考になる部分も多々あると思います。ぜひダウンロードしてみてください。

※[Limited Edition](試用版)の制限は利用可能なレース数のみ、全機能をお試しできます。



初代伊藤式インサイダーオッズ投資法が始動したのは実に20世紀末、2000年のことでした。

そして、公開前の検証や研究には多くの時間を費やされたため、初めてネットに一般公開したのが2002年のことです。

公開後しばらくの間、JRA-VANのソフトウェアコーナーでも人気ソフトとして君臨し、多くの方に利用していただくようになりました。

インサイダーによると思われる異常オッズ発見の方法は評価馬として記号で各馬に割り振られ、Ｘ・XAA・AAA・AA・AB・AC・AD・Aとしてランク付けされました。

当時から活用方法はたくさん考えられることはわかっていたのですが、初版として開発されたのは、ひとつの体系的な方法論としてのソフト化でした。誰もが簡単に使えて お手軽でそれなりにユーザーの応用の利くもの、それはそれで当時の開発思想でしたので、伊藤式のひとつの完成であったことは確かです。

しかし、それはまだまだ伊藤式理論の持ち合わせた可能性のほんの一部の利用でしかなかったのです。

もちろん、当時はそれで充分と考えており、作者の多忙もあって、より深い活用法についてはなかなかソフト化へのベクトルが向かいませんでした。それでも長い間には 研究心の熱いユーザーからは独自にアレンジして使っているという報告がたくさん寄せられていたのです。



従来版伊藤式では、インサイダーによるオッズへの反映と思われる異常を検知すると、それと思われる馬に印を打ちます。そして、そのうちの X馬、AA馬をベースとして買い目ロジックを組み、資金配分を行って十分な回収が確保できそうなレースだけに投資するという方法論を 採用しておりました。

もちろん、インサイダーオッズと言っても我々は当事者ではありませんし、それが本当に事情通による買いで歪んだオッズなのか を確実に知る術はありませんが、仮にそれがインサイダーによる異常オッズでないとしても投票しても良いだろうと思われるレース を絞って投票するというスタンスで臨むわけです。

しかし、これらは伊藤式の印馬を活用するひとつの方法論でしかなく、活用方法は無数にあるはずなのです。事実、不人気ながら激走 する馬は多数出てきているのです。

伊藤式ソフトは非常に長い期間公開されていたわけですが、それに気づいたユーザーも実はたくさんいたのです。


そんな声がたくさん届いていたのです。

作者に負けないくらい研究したとも思われる伊藤式活用法が我々の知らない裏側でたくさん生まれていたのにはある意味背中を押されている思いがしたものです。

ユーザーからの要望も長い間にはたくさん届きました。使いこなしてきた人ほど、あれもできそうだ、これもできそうだ、という可能性を 見つけ出します。満足から生まれる不満というものでしょうか。ちょっとしたリクエストにはそのときどきで少しずつ対応したものもありますが、 システムを再構築しないと難しいものもあり、いずれ機会があればバージョン２で実現できれば・・・と考えてもいました。



作者として伊藤氏も黙って手をこまねいていたわけではありません。伊藤式の評価馬の活用方法は様々なバリエーションが考えられることは作者自身 当初よりわかっておりましたし、以前にも何回か伊藤式の後継版の開発を考えたのも事実です。

しかし、これだけユーザーのレベルが高くなっているのに中途半端なものを世に出したのではユーザーに申し訳ない。初心者でも利用できる 簡単な利用方法も維持しながら、高度なユーザー設定機能も兼ね備えた長く使える本格的なソフトにしたい。そして、作者が近年研究してきた レース展開理論を活用して馬券法として理論をさらにパワーアップさせたい。そんな開発理念でプロジェクトは新たな段階に進むことになりました。

そして膨大な検証作業の結果、伊藤氏のレース展開理論とインサイダーオッズ理論による評価馬を組み合わせた方法にて比較的手堅い馬券から 大穴馬券まで獲れる馬券法がいくつも構築できそうだということがわかりました。

かといって万人向けにいろいろな方法論を提供するのはやはり容易なことではありません。そこで、これまでに多くあった要望に応えながら、 伊藤氏自身が利用者として欲しいと思った設定機能は可能な限り搭載したソフトを前提とし、検証しながらノウハウを活用するための統合型システムを開発することにしました。



伊藤式異常オッズ理論の考えの原点となっているものは前作と変わっておりません。そして同氏は以前より競馬は投資に最適と言い続けてきました。

最初に持った疑問・・・2001年当時の話です。

１２Ｒの投票がなぜ１Ｒ出走前に行われるのだろう？
単勝、複勝を一番投資目的で利用しているのは誰だろう？

これが伊藤式プロジェクト構想の発端でした。日々時間の許す限り研究を重ね、朝オッズとレース結果の比較、不思議と出現する激走馬・・・。

そして、自分なりの回答が見えてきたとき、伊藤氏なりの仮説が生まれていたのです。

早朝のオッズは、競馬ファンの投票数より厩舎関係者など事情通の投票数が大きく影響している。
早朝のオッズから厩舎関係者が持つ競馬ファンでは知りえない内部情報（インサイダー情報）を、単勝および複勝から読み取ることができる。

「すごいことがわかってきました！」 伊藤氏からこんな報告を受けたのはその直後のことでした。

それが厩舎関係者の投票なのかどうか、当事者でない我々には知ることもできませんし、証明することもできません。

しかし、「それがなんであれ、馬券法として確立できれば、それが競馬で勝てる材料として利用できれば良い。高配当を獲るためにうまく利用できれば良い。」これが開発の原点だったといえましょう。

あれから何年も経って近年では前日から発売されるレースも多くなってきています。 そして朝方のオッズの異常がインサイダーによるものかどうか判別も難しくなってきましたが、それでも伊藤理論の評価馬から相変わらず激走馬が発生し続けているのです。

レースの売上規模によってオッズへの反映は濃淡が出ることは当然ですし、すべてのレースで朝方のインサイダー投票が発生していると考えること自体に無理があるのは当然です。 しかし、それがインサイダー投票による異常であろうが、前日の異常を見つけて朝方以降に発生する一般提灯筋の異常であろうが、評価馬の中から驚きの走りを見せてくれる馬が出現することを重視しています。

そこで評価馬の扱いについてはほとんど大きな変更は加えずに検証によって利用法を確立していくことにしたのです。

そして、伊藤氏が近年力を入れて研究していたレース展開理論を組み込むことによって、さらに精度を高めるという構想が生まれました。

まず、具体的に４コーナーを回って直線に入る際の順位付けを数値（展開値）で比較し表すことにしました。 そして、本レースで出走した際の展開値上位の馬、つまり展開値の小さい馬（＝前にいる馬）を有利として、仮想順位で最後の直線をスタートすれば的中度合いが高くなると仮定したのです。

すると競馬全体は次のように考えられます。

どのレースも１番人気の位置を見ながら走る各馬がおり、驚きの走りをする可能性が高い展開値上位の評価馬が存在すればその影響を受ける馬などが絡んで配当が決まる。

ここで注意点が１つ。伊藤式理論では朝の複勝１・２番人気を重要視しています。 これは、最終１・２番人気は競馬新聞やファン投票の結果であり、朝の複勝１・２番人気は最終１２レースの複勝投票が早朝におこなわれているように、レース直前よりも朝のオッズの方が、意図的投票要素が高いため、より信用度が高いと判断しているからです。

したがって、レースの買い目は次のように考えます。

【基本的なレースの投資組み立て思考】
異常オッズがない　→　評価馬は存在しない　→　軸：朝の複勝１・２番人気中心の展開で決まる。
異常オッズがある　→　評価馬が存在する　　→　軸：評価馬中心の展開で決まる。１番人気はヒモで考慮。

軸の信頼ができない場合は、より信頼度の高い軸に変更するかレース見送り判断するか、ユーザーの最終判断になります。このように、展開とインサイダーオッズを融合した投資法、これが今回開発した伊藤式インサイダーオッズ投資法[展開編]なのです。

ここでこんな疑問を持った方もいるでしょう？

インサイダーオッズがかき消されやすい重賞で馬券が取れるの？
１、２番人気なんか重視したら配当付かないんじゃないの？

もちろん、いつでも高配当とは限りませんが、こんな条件でも高配当が狙えるのが伊藤氏の発想した馬券法なのです。その最たる例が2008年10月26日の菊花賞です。

この例は伊藤氏の理論ががっちり嵌った好例ですが、初期設定そのままの買い目（評価馬モード）でこれだけの配当が獲れています。 この例では15番人気の評価馬フローテーションが2着に入り、１番人気との組合せながら馬連５点で１７８２０円、馬単１０点で２６９８０円を的中しております。



2007年春新プロジェクトをスタート、その後、仕様確定までに紆余曲折はありましたが、多数の修正・追加を経て、2008年秋、作者の意図したシステムが完成しました。

前述のようなユーザーから寄せられた要望・不満点に対応した上で、新たな理論と融合させ、新システムとして確立したのです。

今回からオッズばかりでなく過去走も利用データとして取り入れ、JRA-VAN Data Lab.の蓄積系データを利用するようにし、 伊藤氏のレース展開理論を融合させました。

採用馬券種は、単勝・複勝・枠連・馬連・ワイド・馬単・３連複・３連単、とすべての馬券に対応しました。もちろん、オッズの自動取得、 結果の自動取得、任意の時点の手動取得、買い目の自動資金配分、投票ファイルの作成(IPAT投票ソフト用)など基本的な機能は押さえてあります。

伊藤式展開編は初心者でも導入しやすいように初期値のまま利用しても軸やヒモ馬の抽出、全馬券種の基本買い目を出力できるようにしてあります。 また、一方では高レベルの設定機能も用意してあるため、使い慣れてくると自分なりの設定を検討し、一気に検証を行うという作業まで支援できるようになっております。

伊藤式展開編の主な機能は下記の通りです。

とにかく使い方しだいでいろいろな活用ができるように構築してあります。なぜなら、このシステムは伊藤氏が利用しているシステムそのものだからです。 すなわち、このシステムを利用することにより、伊藤氏とユーザーの検証環境は同格になりえるのです。



伊藤式展開編の日常の操作は簡単です。極めれば高度な設定もいろいろできますが、最初はまず初期値のまま利用して、伊藤式の各指標について慣れておきましょう。

伊藤式展開編は蓄積系データに対応したため、初めて利用するときにセットアップが必要になります。ここで最低１年分以上のデータをセットアップするため、 初回のみ時間がかかりますが、操作は日常の操作とたいして変わりません。その他、初めて利用する際の前準備については必要に応じてやっておきます。 難しくはありませんし、解説書に図示してありますので見ながら設定すればすぐに出来るようになるでしょう。

それではデータ取得のための日常の操作を紹介しますので、これだけは覚えておきましょう。

この流れだけを覚えておけば当日必要なオッズなどのデータは自動的に取得されます。あとは、レースを選択し、各指標を眺めたり、ソフトが出す買い目を見ながら 研究していくと良いでしょう。高度な設定機能は慣れてから使っていけば充分です。あとはユーザー各自の活用次第です。

ここでは主な機能についてご紹介します。ここでは機能の概要がわかるように説明致しますが、詳しくは解説書を読みながら操作するとわかりやすいと思います。

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